瓦棒葺き屋根とは?
メリットやデメリット、メンテナンス方法などを解説

瓦棒葺き屋根は軽量で耐震性が高いことから、安全性の求められる工場施設などに設置されています。 名前に瓦がついていることから「瓦屋根」と間違われることもありますが、別の屋根材が使われており、じつはまったく異なるものです。 本記事では瓦棒葺き屋根の特徴や、メリット・デメリットについて解説しています。 この記事を読むことで、瓦棒葺き屋根のメンテナンス方法や費用の相場がわかります。

瓦棒屋根とは

屋根葺き替え工事とは

瓦棒葺き屋根とは、芯木という瓦棒のうえから金属板を取り付けた屋根のことです。 特徴としては、屋根の棟から軒に対して屋根材が直角に取り付けられており、縦じま模様の見た目をしている点が挙げられます。


瓦棒葺きの屋根には「トタン」または「ガルバリウム鋼板」が使用される

瓦という名前から、時折「瓦屋根」と間違われることもありますが、「瓦棒葺き屋根」では、 瓦ではなく金属製の素材が使われているため、これらはまったく異なるものなのです。 一昔前までは、屋根材として「トタン」が使われていましたが、 近年ではより錆びにくい素材である「ガルバリウム鋼板」が使われるようになりました。


瓦棒とは

瓦棒とは、瓦棒葺き屋根の芯木となる細い角木材のことです。 屋根の傾斜に沿って並べて野地板で固定し、金属板を取り付けることで、瓦棒葺き屋根が施工できます。 最近では瓦棒を使用しない施工方法として、立平葺きも増えています。

瓦棒葺き屋根の種類

工場屋根の葺き替え

瓦棒葺き屋根の種類は以下のとおりです。

●トタン屋根
●ガルバリウム鋼板屋根

使用されている建材の特徴を理解したうえで、魅力的に感じた建材を選ぶといいでしょう。

トタン屋根

トタン屋根とは、トタン材を使用した縦葺きの屋根のことです。 トタン材は加工がしやすいことから建材として広く普及し、住宅や倉庫、工場などで多く使用されています。 ただし他の金属板と比較して錆が発生しやすいほか、耐久性が低いことから、長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが必要です。

ガルバリウム鋼板屋根

ガルバリウム鋼板屋根とは、トタン材にアルミを加えて強くした「ガルバリウム鋼板」を使用した屋根のことです。 トタン材と比べると高価ですが、耐久性や断熱性に優れているため、コストパフォーマンスが良いとされています。

またガルバリウム鋼板屋根は錆にも強いため、トタン屋根よりも耐用年数が長く設定されています。 コストパフォーマンスを重視する場合は、トタン材よりもガルバリウム鋼板を選ぶといいでしょう。

ガルバリウム鋼板屋根

瓦棒葺き屋根のメリット

屋根葺き替え工事とは

瓦棒葺き屋根のメリットには、以下のようなものがあります。

●軽量で耐震性が高い
●排水性が高いため雨漏りしにくい
●費用が比較的安い


軽量で耐震性が高い

瓦棒葺き屋根の素材としてよく使われている「ガルバリウム鋼板」は、金属のなかでも比較的軽量な屋根材として有名です。 たとえば地震が起きた際には、重量のある屋根材では倒壊のリスクが高くなりますが、 軽量の屋根材では建物にかかる負担が軽減されて、そのリスクも低くなります。

また、金属製のため、頑丈で崩れにくい点も特徴として挙げられます。 とくに「ガルバリウム鋼板」は300度〜350度の高温にも長時間耐えられる耐熱性の高さと、 約20年〜25年の耐用年数と言われる耐久性の高さを兼ね備えており、他の屋根材と比べても見劣りをしません。


排水性が高いため雨漏りしにくい

瓦棒葺き屋根は、屋根の継ぎ目が少ないことや、錆に強いガルバリウム鋼板を使っていることから、雨漏りが起きにくい傾向にあります。 また、棟から軒までを凹凸の少ない1枚の屋根板で覆われているため、排水性が高いという特徴を併せ持ちます。

一度雨漏りをしてしまうと、屋根修理のために費用がかかってしまうほか、室内に水が入り込んで床や壁にまで影響を及ぼす可能性があるでしょう。 とくに集中豪雨が多発している近年では、雨漏りのリスクを減らせる屋根であることは大きなメリットだといえます。


費用が比較的安い

施工費用が比較的安いことも特徴です。 瓦棒葺き屋根は、あらかじめ加工しておいた屋根材を取り付けていくことで工事が完了するため、スレート屋根などよりも簡単に施工できるからです。 できるだけコストをおさえたい場合は、瓦棒葺き屋根での施工を検討するといいでしょう。


瓦棒葺き屋根のデメリット

解体工事開始前は原則として事前調査が必要

一方で瓦棒葺き屋根には、以下のようなデメリットがあります。

●瓦棒(芯木)の腐食が懸念される
●遮音性や断熱性が低い
●錆が発生する

瓦棒(芯木)の腐食が懸念される

瓦棒葺き屋根の土台として使われている「瓦棒(=芯木)」の部分は、雨水を吸収しやすい特徴を持ちます。 一度軒から雨水を吸い込んでしまうと、瓦棒の腐食が急速に進み、屋根の劣化が早まる可能性があるでしょう。 腐食を放置をしておくと、最悪の場合は強風で屋根が剥がれ飛ぶ可能性もあるため、注意が必要です。

遮音性や断熱性が低い

瓦棒葺き屋根は、基本的に「トタン」や「ガルバリウム鋼板」などの金属製の屋根材で作られるため、建物のなかに熱を通しやすい傾向にあります。 気温が高い夏場は室温が高くなり、一方で気温の低い冬場は室温が低くなってしまうでしょう。 とくに工場施設などの敷地面積が広い建物では、その分だけ空調を整備しなければならず、別途ランニングコストが必要となる点に注意が必要です。 また、金属製の屋根材なので遮音性が低く、室内の音が外に響き渡る可能性があります。 早朝や夜中に作業を行う場合には、周辺住民への配慮が必要となるでしょう。

錆が発生する

金属製の屋根では、設置から時間が経過するとともに錆が発生してしまいます。 近年では「ガルバリウム鋼板」を使う場合が多いため、「トタン」と比較すれば錆は発生しづらいですが、それでも完璧に防ぐことはほぼ不可能でしょう。 錆を放置しておくと、雨漏りや倒壊の原因になる恐れもあるため、定期的なメンテナンスが必要となります。

瓦棒葺き屋根のメンテナンス方法と費用相場

解体工事開始前は原則として事前調査が必要

瓦棒屋根の代表的なメンテナンス方法には、以下のようなものがあります。

●塗装
●カバー工法
●葺き替え

※本記事でご紹介する費用はあくまで目安となります。実際の工事費用は、専門業者・屋根の状況・工事時期などに左右されるため、詳細は御見積でご確認ください。

カバー工法

カバー工法とは、屋根の上から新しい屋根を被せる工事方法のことです。 屋根が二重になるため、その分だけ耐熱性や防水性が高くなります。 また、既存の屋根を残した状態で工事を進めるため、工事期間中でも操業を継続することが可能です。

一方で、重量が増すことから耐震性が低くなるという点がデメリットとして挙げられます。 建物の状況によっては施工できない場合もあるため、まずは専門業者に現地調査をしてもらいましょう。

■1平米あたりの費用相場
費用目安:5,000円~8,000円前後

 屋根カバー工法についてはあわせて下記記事をご確認ください。

▶ 屋根カバー工法はデメリットだらけって本当?後悔しないためのポイントを解説

葺き替え

葺き替えとは、既存の屋根を一度撤去して、新しい屋根を設置する工事方法のことです。 屋根材をすべて剥がすため、劣化した屋根の下地(防水機能を持つルーフィングシート)から張り替えられます。

一方で、他の工事方法と比較して工事期間が長くなるほか、屋根の撤去費用が別途必要となるなどのデメリットがあります。 工事を依頼する際には、複数の専門業者に連絡をして、相見積をとったうえで発注を決めましょう。

■1平米あたりの費用相場
費用目安:5,000円~8,000円前後

瓦棒葺き屋根の改修工事ならWKカバー工法がおすすめ

解体工事開始前は原則として事前調査が必要

WKカバー工法とは、既存屋根の上に新しい屋根材を重ね葺きする方法のことです。 解体工事が不要なため費用がおさえられるだけでなく、養生が不要なことから操業を止めずに短期間で施工できます。

またWKカバー工法の「インダイレクト工法」では、新たな外装材の固定に専用の取付金具「クランプタイト」を使用しているため、既存の屋根に穴をあけずに改修を進めることができます。 穴をあけずに改修が進められると、粉じんがおさえられるほか、雨水の浸入を防ぐことも可能です。 瓦棒葺き屋根の改修工事を検討している場合は、WKカバー工法での施工をおすすめします。

瓦棒葺き屋根のメンテナンスなら
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解体工事開始前は原則として事前調査が必要

工場関係者様のなかで、下記のような悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?

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✓屋根の老朽化が進んでおり、外観をきれいにしたい
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とくにカバー工法に技術的な強みを有しており、壁に穴を開けずに設置する「インダイレクト工法」を取り入れています。 粉塵や漏水を防ぎながら、工場の稼働を止めずに工事が可能です。ご連絡をいただければ、まずは無料で現地調査にお伺いします。 もちろん調査費用は無料なので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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