「工場や倉庫の外壁の建材にはどんな種類がある?」
「工場・倉庫の外壁や屋根を修理するにはどんな方法があるのだろう」
「外壁や屋根を修理する際の費用はどれくらいかかる?」
このように疑問に思っている方も多いでしょう。
工場や倉庫の外壁を修理する前に、どんな種類の材料でどんな修理方法があって、費用はどれくらいかわかっていたら業者の選定がしやすくなります。
当記事では、工場や倉庫で使われている外壁の種類や修理方法、最適な修理を行う上で注意したいポイントをお伝えします。
ぜひ最後までご覧ください。
工場や倉庫で使われている外壁の種類
一般的に工場・倉庫の外壁で用いられる建材の主な種類は以下の通りです。
建材 | 特徴 |
---|---|
波形スレート | 耐久性・耐火性・遮音性に優れている |
金属系サイディング | 耐久性・コストパフォーマンスがいい |
窯業系サイディング | 安価で耐震性・耐火性に優れている |
ALC | 耐震性・耐久性が高い |
モルタル | 防火性・意匠性に長けている |
波形スレート
スレートとはセメントと繊維を混ぜ合わせたもので、それを波の形に加圧成型して作られたものを波形スレートと呼びます。波の幅の大きさに応じて大波スレート、小波スレートと区別されています。耐久性・耐火性・遮音性に優れていることから、かつては工場や倉庫の建材の主流でした。
現在でも多くの工場や倉庫で使用されている建材ですが、2004年以前のものは健康被害が心配されるアスベストを含んでいる場合があるため、メンテナンスを行う際には注意する必要があります。
金属系サイディング
金属系サイディングは、耐久性やコストパフォーマンスの観点から現在人気を集めている建材です。工場や倉庫では「角波サイディング」として多くで用いられています。金属系サイディングのなかでも、合金でメッキされた鉄のガルバリウム鋼板が耐久性に優れており、耐用年数は約20~25年とされています。錆びに気をつけながら定期的にメンテナンスをすれば、長い間使い続けられる建材です。
窯業系サイディング
窯業系サイディングはセメントと木材繊維などを混ぜて板状に加工したものです。製造工程で窯の中で高熱処理をするため「窯業系」と呼ばれています。安価で耐震性、耐火性にも優れているところが人気で、デザイン性にも優れており、工場・倉庫だけでなく住宅の外壁にも使われています。
ALC
ALCとは高温高圧蒸気で養生された軽量気泡コンクリートのことです。耐震性・耐久性が高く、高層ビルや大型建造物にも使用されます。 断熱効果や遮音性もあるので、工場・倉庫の音漏れが気になる方にはぴったりな建材といえるでしょう。 ただし、目地が多いので雨漏りの原因になりやすく、メンテナンス費用も高くなりやすい建材として知られています。モルタル
モルタルは水と砂とセメントを混ぜたものです。大きな火事があってもモルタルの建物は全焼を免れるほどの防火性があることが長所の一つです。温かみを感じる材質で意匠性に長けており、工場・倉庫や倉庫の見た目も重視したいならモルタルを検討する価値があるでしょう。デメリットとしては、防水性には長けていないことが挙げられます。工場や倉庫の外壁・屋根の修理方法
工場・倉庫の外壁の修理方法は以下の主に3種類に分類されます。
修理方法 | 1平米あたりの費用相場 |
---|---|
張り替え | 36,000円~45,000円前後 |
塗装補修 | 7,500円~12,000円前後 |
カバー工法 | 12,000円~15,000円前後 |
張り替え
張り替えとは、古い外壁を撤去して新しく設置する方法です。外壁材の割れ・傷みがひどすぎて塗装補修などでは対応できないレベルの屋根は張り替え工事を行うことになります。 大規模な工事が必要なので、1平米あたりの費用相場は36,000円〜45,000円前後と、補修と比べて高めに設定されています。塗装補修
塗装補修は、現在の外壁や屋根に塗装で補修を行う方法です。雨漏りなどの症状がなく、塗膜が剥がれている状態の外壁や屋根に適用されます。塗装補修を行うと見栄えが良くなるだけでなく、防水や遮熱など現在の屋根に新しい機能を追加することも可能です。費用目安は1平米あたり7,500円〜12,000円前後で、塗装の内容によって金額が変わります。
カバー工法
カバー工法とは、既設の外壁や屋根に新しいものを覆いかぶせる修理方法です。塗装で修理できないほどひどい劣化状況の場合に用いられます。カバー工法には、以下の通りメリットがあります。● 操業を止めない
● 費用がおさえられる
● 工期が短い
また、アスベストが含まれている屋根や外壁でもアスベストを封印して対処できるため、健康被害が懸念される外壁や屋根の修理にも活用できます。12,000円〜15,000円前後と、葺き替えよりかなり費用が抑えられるのでおすすめです。
なお、綿半ソリューションズでは「WKカバー工法」という独自技法でお客様のお困りごとを解決し続けています。WKカバー工法なら、断熱性・遮熱性共に高い効果があります。 綿半ソリューションズのWKカバー工法の効果検証結果を詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
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最適な修理を行うポイント
最適な修理を行う上で注意したいポイントは次の2つです。
● 施工実績や技術を確認する
● 相見積もりをとる
改修業者の見極めがカギとなるため、以下のポイントを踏まえてじっくり選びましょう。
施工実績や技術を確認する
外壁や屋根の修理を任せるなら、施工実績や技術力を確認してからお願いしましょう。実績や技術力をあらかじめ確認しておけば、期待外れの業者に依頼してしまう可能性が低くなります。高品質で安全な施工を行ってもらうために、実績豊富で技術力が確かな業者を選ぶことが肝心です。事前にホームページ等で施工事例を調べ、必要があれば問い合わせて確認しましょう。相見積もりをとる
また、相見積もりをとって複数の業者を比較すると、最適な修理を行える可能性が高くなります。最適な修理とは、たとえば最も丁寧に事前調査をおこなってもらえる業者を選んだり、最安値の業者を選んだり、基準は様々です。提示される工法や施工計画などの質を比較することで、最も希望に近い業者を選べるようになるので、ぜひ相見積もりをとってから依頼してみてください。
工場・倉庫の外壁工事なら綿半ソリューションズにお任せください
今回は工場や倉庫の外壁・屋根工事を行う場合の建材や修理方法の種類を紹介してきました。種類を知ってから業者に希望を伝えることで、より希望に沿った外壁工事を行えます。上記で紹介した建材や外壁修理の種類を知った上で、複数の業者に相見積もりをとりましょう。
なお、カバー工法を行いたい方は綿半ソリューションズの外壁改修を検討してみてください。綿半ソリューションズではアスベストの粉塵の飛散や工事中の雨による漏水を防げる「インダイレクト工法」で工場・倉庫の稼働を邪魔しない工事を実現できます。経年劣化でボロボロになってしまった外壁を、工場・倉庫を稼働させながら建物のイメージアップにつなげる修理を行えます。
綿半ソリューションズでどんな修理ができるのか、施工例が気になる方は次のページに施工事例が掲載されているのでぜひご覧ください。
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