工場の屋根の空いているスペースを活用して、太陽光発電システムを導入しようと考えていませんか?
工場の屋根に太陽光発電システムを設置しているだけで、環境への配慮を示すSDGsに積極的なイメージを築くことができるので、
企業のブランディングに大いに役立ちます。
当記事では、太陽光発電システムの導入による具体的なメリット・デメリットから、成功事例までを詳しく解説します。
今後の事業発展やコスト削減を目指している方は、ぜひ最後までご覧ください。
工場の屋根に太陽光発電システムを導入するメリット
工場の屋根に太陽光発電システムを導入するメリットは3つ挙げられます。
● 電気代を大幅削減できる
● 節税対策になる
● 企業イメージが向上する
電気代を大幅削減できる
発電した電力を工場で自家消費することで、電力会社からの電気購入量が減るため、電気代を大幅に削減できます。工場の規模によっては、年間数百万円から数億円の電気代削減が可能です。
近年の電気代の高騰はすさまじく、たとえば高騰が始まった2022年2月から2023年1月にかけて、大規模事業所用の特別高圧電力は60.37%も上昇しました。
自家発電により電力会社への依存度が下がるため、電気料金が高騰しても安心です。
節税対策になる
太陽光発電の設置は税制優遇制度の対象になります。たとえば「即時償却」を利用すると、太陽光発電システムを導入した初年度に経費を一括または30%償却できるため、税金を抑えられます。
「税額控除」の場合は、太陽光発電システムの導入にかかった経費を毎年10%または7%、法人税から差し引くことが可能です。
毎年安定した業績を出している企業には、税額控除を利用した節税方法をおすすめします。
企業イメージが向上する
太陽光発電システムを導入することで、再生可能エネルギーを活用していると謳えるようになり、企業の環境配慮姿勢を対外的にアピールできます。持続可能な開発を目指し、各企業が目標達成に取り組む「SDGs」に取り組んでいるイメージもつきます。
さらに、環境に配慮した企業として機関投資家が積極的に投資する「ESG投資」の対象になる可能性もあります。
自社の電力を100%再生エネルギーで賄う「RE100」に参加しやすくなるメリットも。
クリーンな工場として対外的にアピールしたいなら、太陽光発電システムを導入すべきでしょう。
工場の屋根に太陽光発電システムを導入するデメリット
反対に、太陽光発電システムを導入するデメリットは次の3つです。
● 初期費用が高額
● 定期的にメンテナンス費用がかかる
● 災害で故障するリスクがある
初期費用が高額
工場の屋根に太陽光発電システムを設置する際は、初期費用が高額になりがちです。材料費と工事費を合わせて、およそ数百万〜数千万ほどの費用がかかります。
ただし、国や地方自治体が公募している補助金を活用すれば、最大で導入費の1/2ほどが支給されるため、支給条件を満たしているなら申請すべきです。
また、太陽光発電PPAモデルを利用すれば初期費用が基本的には無料です。
こちらも利用条件があるので、詳しく知りたい方は綿半ソリューションズまでご相談ください。
定期的にメンテナンス費用がかかる
太陽光発電システムの定期メンテナンスに、目安として年間5,000円/kWほどのランニングコストが見込まれます。定期メンテナンスを怠ると発電効率が低下したり、破損した部位から出火したりする恐れがあります。
太陽光パネルは寿命が25年〜30年と長いため、メンテナンスフリーであると勘違いされやすいですが、定期的なメンテナンスは必要です。
災害で故障するリスクがある
強風や降雪により、太陽光パネルが破損する恐れがあります。 自然災害で故障したら、修繕費用はもちろん、自家発電できない間の電力代がかかります。破損した場合、屋根から落下した破片が、近隣にいる人に危害を与える恐れもあります。
自然災害に備えるには、専門の保険会社や施工会社が独自に用意している自然災害保険に加入しておくと安心です。
その他、工場の太陽光発電のメリットやデメリットなどは下記記事をご確認ください。
工場に太陽光発電を導入するメリットとデメリットは?設置条件もあわせて解説
工場の屋根の太陽光発電システム導入費用相場は?
工場の屋根に太陽光発電システムを導入する際は、パネル代やパワーコンディショナー代などの設備費用、工事費などの出費が発生します。
たとえば50kWシステムを導入する場合は約1180万円かかります。具体的な内訳は以下のとおりです。
項目 | 費用 |
---|---|
太陽光パネル代 | 510万円 |
その他設備代 | 300万円 |
工事費 | 370万円 |
合計 | 1180万円 |
設置費用が安価な業者を選べば費用を抑えられますが、不具合が生じる恐れもあるため、実績を見て慎重に選びましょう。
工場の屋根に太陽光発電システムを導入する手順
工場の屋根に太陽光発電システムを導入する手順を6ステップで紹介します。
1. 事業者を選定して見積りをとる
2. 設置可能面積・発電規模を検討
3. パネルレイアウトの設計
4. システム構成の選定
5. 工事の実施
6. 電力会社との手続き
順番に説明します。
事業者を選定して見積りをとる
複数の太陽光発電事業者から見積りを取り、価格とサービス内容を比較して選びましょう。複数検討することで、信頼できる業者を見つけやすくなります。
設置可能面積・発電規模を検討
屋根の広さ・形状・方角などから太陽光パネルの設置可能面積を確認します。工場の年間電力使用量から適切な発電規模を検討しましょう。
設置面積が広ければ発電量も多くなります。
パネルレイアウトの設計
設置可能面積と発電規模に基づいて太陽光パネルの配置レイアウトを設計します。システム構成の選定
パネルの種類・パワコン・架台など、システム全体の構成を選定します。工事の実施
太陽光発電システムの設置工事を行います。必要があれば、屋根の補強工事から行う場合もあります。
電力会社との手続き
自家消費分を除く余剰買取分について、電力会社と売電契約を結びます。ただし、売電すべきかどうかは工場によって異なります。
判断に迷ったときは、専門家に相談しましょう。
工場の屋根の太陽光発電システム導入事例
最後に、実際に綿半ソリューションズで太陽光発電システムを導入した例を紹介します。
太陽光発電の施工から12年ほど経過した、大瀬工業株式会社様の導入事例です。
大瀬工業株式会社様は泥臭く、熱く、真剣に対応する姿勢を評価して綿半ソリューションズを選んでくださったそうです。
太陽光発電システムの設置実績も乏しく、価格が最安値だったわけでもない時期に「屋根に対して一番信用できる会社」といって任せてくださいました。
設置から12年経過したシステムを点検したところ、パワーコンディショナーは劣化していたため交換しましたが、
パネルは塩害の問題もなく発電できていました。
また、太陽光パネルのおかげで屋根への直射日光が遮られ、体感温度が涼しくなった効果も。
屋根からの雨漏りや太陽光の機器など不都合があるとすぐに対応する綿半ソリューションズの仕事を評価して「また頼もうと思える業者」とおっしゃってくださいました。
太陽光発電システムを導入するなら綿半ソリューションズ
今回は工場の屋根に太陽光発電システムを導入するメリット・デメリットから、費用や導入事例まで詳しく紹介しました。
太陽光発電システムは安い買い物ではないので、設置する際は慎重に検討を重ねてからの導入をおすすめします。
なお、綿半ソリューションズにお任せいただければ、事前調査からアフターフォローまで真摯に対応いたします。
先ほど紹介した事例のとおり、真剣な対応を高く評価し続けて取引を続けてくださるお客様も多いです。
太陽光発電システムの導入を検討する際は、ぜひ綿半ソリューションズへご連絡ください。